小学6年と中学3年の全員を対象にした文部科学省の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)が19日、一斉に始まった。約208万5千人が参加し、国語と算数・数学に加えて4年ぶりに理科を実施。児童生徒や学校に普段の学習状況を尋ねる質問紙調査も行い、新型コロナウイルスによる影響がないかどうかを調べる。結果は7月下旬に公表する。
文科省によると、参加するのは国公立の全校と私立の46・3%。小学校は1万9007校の約105万1千人で、中学校は9856校の約103万4千人。
「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて思考力や判断力を重視する小中学校の新学習指導要領が全面実施されており、昨年度の小6の出題に続いて中3は今回から新指導要領に基づく出題となった。