春季高校野球神奈川大会第4日(17日、4回戦、横浜13-2横浜隼人=八回コールド、サーティーフォー保土ケ谷野球場)横浜・萩宗久(はぎ・むねひさ)外野手(2年)が、6-2で迎えた七回2死から自身初の公式戦2試合連続本塁打を放ち、ベスト8進出に貢献した。
「4番・中堅」でスタメン出場し、ツーボールから直球を振り抜き左越えソロ本塁打。「今年一でいい感じでした。しっかり振った結果がああいうふうになりました」と会心の一打。一回に先制の右前適時打を放つと左飛、四球、左越え本塁打、中犠飛で3打数2安打3打点と活躍した。
高校通算10号で公式戦は3本目。チームが甲子園に出場した昨夏は、スタンドで応援していた。昨秋から背番号8をつけてベンチ入りしたが、秋季神奈川大会3回戦の直前、部内に新型コロナウイルス感染者が出たため不戦敗となった。
冬場は主に打撃強化に励んだ185センチ、83キロの右打者は「大きいのではなく、威力で圧を与えようと振り込みました。つながっていると思います」と手応えをつかんでいる。村田監督、主将の玉城(3年)、杉山(2年)と甲子園球場へ足を運び、日帰りで今春の選抜大会決勝を生観戦。今夏の甲子園出場を目指し、気持ちを奮い立たせた。