2021年レスリング世界選手権女子53キロ級金メダルの藤波朱理(あかり、18)=日体大=らが17日、アジア選手権(19~24日・モンゴル)出発を前にオンラインで取材に応じた。
10日に決勝が行われたクイーンズ・カップ(東京・駒沢体育館)で優勝し、中学時代からの連勝記録を93に伸ばした。だが「連勝記録と言ってもらうことが多いけど、過去のこと。前しか見ていないので関係ない。負けることへの怖さは全くなくて、勝つことしか考えていない」とどん欲。芋けんぴを持参したという2024年パリ五輪期待の星は「優勝していっぱい食べたい」と頂点を見据えた。
日体大を卒業し、4月からアルソックに所属する女子65キロ級の森川美和(22)は「レスリングがお仕事なので、会社にいい報告ができるように、自覚を持ちたい。攻めるレスリングをして、優勝できるように」と社会人になった自覚を見せた。
藤波らは17日、夜の便でアジア選手権に向けて離日する。