球界ここだけの話(2658)

悩めるオリックス大砲・杉本裕太郎を救った仲間の言葉

サンスポ
ヒーローインタビューを受けるオリックス・福田周平、杉本裕太郎、山岡泰輔(左から)
ヒーローインタビューを受けるオリックス・福田周平、杉本裕太郎、山岡泰輔(左から)

苦しいときほど、チームメートの存在は力になる。それを改めて感じた一戦だった。16日の西武戦(京セラ)。0─0の五回無死一、三塁の得点機で、オリックス・杉本裕太郎外野手(31)が決勝点となる先制適時打を放った。2ストライクから外角低めの変化球に食らいつき、しぶとく三遊間を破る。その執念の一打には、支えてくれた仲間への思いが込められていた。

「なんとかなるやろ、と思って。いいところに飛んでくれてよかったです」

試合後のお立ち台ではそう振り返ったが、この一打は24打席ぶりに灯したHランプ。今季は開幕から打撃不振が続き、この日の打順は2年ぶりの「8番・右翼」だった。

悩める大砲を救ったのはその身にかけられたさまざまな言葉だった。数日前、中嶋監督から「お前には期待していないから」と冗談交じりに活を入れられ、「ちょっと気が楽になりました」と、気負い過ぎていたぶん、肩の荷が下りた。また、オフには広島で自主トレをともにし、仲のいい山岡からは「とりあえず楽しんでやって。きょうは打てるから」とエールをもらっていた。

実際、先制打を放った際、一塁ベース上で表情を崩さなかった杉本に対し、一塁ベンチは大盛り上がり。大砲も「ベンチでチームメートがすごく気を使ってくれて…。山足や(後藤)駿太とか、西野さんも打った後に恥ずかしいぐらい褒めてくれて、みんな優しいなと思いました」と感謝した。

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