【アーリントン(米テキサス州)15日(日本時間16日)=山田結軌】米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(27)がレンジャーズ戦に「1番・DH」で出場し、今季初本塁打を含む2本塁打を放った。先頭打者本塁打は自身5本目で、一回表の初球を打つ「プレーボール弾」は初めて。開幕から30打席ノーアーチだったが、昨年7月2日以来287日ぶり7度目の1試合2本塁打で上昇気流に乗った。2安打3打点で9-6の勝利に貢献し、チームは勝率を5割に戻した。
1球目を迷いなくフルスイングした。大谷は、先発右腕ブッシュが投じた胸元近くの95・9マイル(154・3キロ)の速球にパワー勝負で上回った。高く大きな弧を描き、打球は右中間のブルペンで弾んだ。
一回先頭。今季31打席目で待望の一発を放った。先頭打者本塁打は自身5本目。初めて一回表の初球を打つ「プレーボール弾」を記録した。
「2本打てて、うれしい。特に(2本目は)負けている展開でチームに流れを取り戻して、最終的に勝つことができたのは、自分にとっても一番大きかったかなと思う」
4月15日はジャッキー・ロビンソンが初の黒人選手として1947年にデビューした日。「ジャッキー・ロビンソン・デー」として開催され、大谷は背番号17ではなく42番でプレー。2本目は豪快なスイングで劣勢をひっくり返した。