バスケットボール女子・Wリーグのプレーオフ決勝は16日、東京・国立代々木競技場で2戦先勝方式の第1戦を行い、レギュラーシーズン2位のトヨタ自動車が同5位の富士通に74-69で逆転勝ち。2連覇まであと1勝とした。
前半は富士通が、試合開始早々に篠崎澪の3点シュートなどで流れをつかむと優勢に運び、41-31で前半を終えた。それでもトヨタ自動車は、第3クオーター以降、187センチのシラ・ソファナファトージャのポストプレーを中心に追い上げた。
トヨタは7点差を追った第4クオーターでは、序盤にシラや馬瓜ステファニーのシュートで差を縮めると、山本麻衣の3点シュートで同点に。リズムをつかむと、競り合いとなった終盤はシラのシュートや山本のドライブからの得点で突き放した。
「前半は自分たちのプレーをさせてもらえなかったが、最後まで我慢し続けて(プレーを)出せてよかった」と山本。
苦しい時間帯にも声を出してチームを鼓舞し続けた馬瓜エブリンは「泥臭いところを見せて初めて勝利をつかめると思う。その気持ちの部分を出していきたい」と、17日の第2戦で決着をつけるよう力を込めた。