囲碁の第33期女流名人戦3番勝負第2局が16日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、藤沢里菜女流名人(23)が仲邑菫二段(13)に203手で黒番中押し勝ち。2連勝のストレートで5連覇を果たした。
13歳1カ月でタイトル戦に初登場した中学生棋士を圧倒。「きょうも難しい碁だったので改めて厳しさを感じた。13歳でタイトル戦に出るのはありえないこと。これからも挑戦されると思うので楽しみであり恐ろしい存在です」と振り返った。
女流5大タイトル4つを保持する第一人者と中学生棋士の大一番には、マスコミ25社70人が集結。藤沢女流名人はここまでの注目度は「初めて」と驚きながら、「すごくありがたいこと。菫さんが活躍することで囲碁が注目してもらえるようになった」と話した。
自身は女流名人5連覇を果たし、名誉女流名人の資格を獲得。「防衛できてうれしく思う。若いパワーをもらえて刺激になりました」と話した。