中国飛行士が宇宙から半年ぶり帰還 習主席もゲキ

産経ニュース
地球に帰還し、ガッツポーズをする有人宇宙船「神舟13号」の飛行士=16日、中国内モンゴル自治区(新華社=共同)
地球に帰還し、ガッツポーズをする有人宇宙船「神舟13号」の飛行士=16日、中国内モンゴル自治区(新華社=共同)

【北京=三塚聖平】中国が建設を進めている宇宙ステーションに半年間滞在していた宇宙飛行士が16日、任務を終えて地球に帰還した。中国は独自の宇宙ステーションを今年中に完成させる計画で、来月以降も有人宇宙船などを打ち上げて建設作業を急ぐ。今年後半に共産党大会を控える中、習近平総書記(国家主席)は宇宙開発の加速へ発破をかけている。

有人宇宙船「神舟(しんしゅう)13号」の中国人飛行士3人を乗せたカプセルは16日午前、北部の内モンゴル自治区に着陸した。国営メディアはその様子を大々的に伝え、翟志剛(てき・しごう)飛行士は着陸後に「習主席のわれわれに対する関心、配慮に感謝する」と強調した。

神舟13号は昨年10月に打ち上げられ、建設中の宇宙ステーションの中核施設「天和」にドッキングし、女性1人を含む飛行士3人が6カ月間滞在。1回の宇宙滞在期間では中国の過去最長を更新した。その間に船外活動のほか、長期の宇宙滞在が身体に与える影響の検証などを行っている。

中国は5月以降、独自ステーションの建設を本格化させる。年内に有人宇宙船2隻、無人宇宙貨物船2隻などを打ち上げる計画だ。

習氏は今月12日、南部の海南省にある文昌宇宙発射場を視察し、「今年わが国は宇宙ステーションの建設任務をやり遂げる」と指示。「任務を滞りなく成功させ、党大会の開催を勝利のうちに迎えなければならない」とげきを飛ばした。習氏は、党大会で総書記3期目入りを目指しており、独自ステーションを自らの成果として誇り、求心力を高める考えとみられる。

中国メディアは今月、ロシアの宇宙飛行士が中国の宇宙ステーションについて「中国から提案があれば参加したい」と述べたと報じた。実現性は不明だが、ロシアのウクライナ侵攻が米露の宇宙協力にも影を落とす中、米国を牽制(けんせい)する思惑がうかがわれる。日米露などによる国際宇宙ステーション(ISS)は2024年に運用期限を迎え、中国の独自ステーションの存在感が増す可能性がある。

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