東都大学野球春季2部リーグ戦第1週第1日(専大1-2×立正大=延長10回、1回戦、16日、大田)
九回を終えて0-0、タイブレーク無死一、二塁からの延長に入り、先行の専大が1点。その裏、立正大が投ゴロ失策と中堅からの悪送球で1点を挙げた後、2番・金子凌内野手(4年、日大三)の中犠飛でサヨナラ勝ちした。元中日投手で今春就任した立正大・金剛弘樹監督は、初采配を勝利で飾った。
今秋ドラフト候補の遊撃手、奈良間大己主将(4年、常葉大菊川)からウイニングボールを渡された金剛監督は、「ドキドキ、不安のあった中での初戦。0-0の緊迫した試合を経験でき、勝てたことで、投手も凡退した打者も報われると思う。1部に上がるため勝ち点5をめざしていく」と言い切った。
敗れた専大・斎藤正直監督は、「先行が不利なタイブレークで、先に1点しか取れず、その裏投ゴロで、菊地が『ヨシ、ゲッツー』と思っちゃったのか悪送球。そこまでいい投球をしていたし、チーム全体で、この負けをひきずらないようにしていきたい」と振り返っていた。