リーグワン1部第13節第1日(15日、秩父宮)A組の1試合が行われ、横浜(旧キヤノン)が浦安(旧NTTコミュニケーションズ)に35-5で快勝し、2連勝で9勝目(4敗)を挙げた。3トライ差以上(横浜が5、浦安が1)で与えられるボーナス点1も獲得。勝ち点41とし、上位4チームで優勝を争うプレーオフ進出圏内の4位を守った。浦安は3勝10敗。
下位に低迷する浦安を1トライに封じ、横浜が快勝した。5位BL東京(旧東芝)との勝ち点差を7に広げ、プレーオフ進出へまた一歩前進。ゲーム主将のHO庭井がうなずいた。
「我慢強くいこうと言っていた。しっかり果たせた結果だと思う」
雨が降りしきりボールが滑る状況で、パスをつながずスクラムやモールで圧力をかけた。前半を14-5で折り返すと、後半19分には右脚負傷で離脱していた主将の日本代表SO田村が約1カ月ぶりに実戦復帰。正確なキックを見せ、沢木監督は「テリトリー(領域)をコントロールしてくれた」と目を細めた。
前身のトップリーグ時代に果たせなかった4強入りへ、残り3戦。「まだまだ成長していかないといけない」と庭井。かぶとの緒を締めた。(石井文敏)