虎のソナタ

シーズン最初の甲子園TG3連戦は祭り 強引こじつけ!坂本落球から猛虎伝説始まる!?

サンスポ
引き続き2番・佐藤輝。中野との1、2番コンビで逆転したゾ=甲子園球場(撮影・水島啓輔)
引き続き2番・佐藤輝。中野との1、2番コンビで逆転したゾ=甲子園球場(撮影・水島啓輔)

(セ・リーグ、阪神4-1巨人、4回戦、巨人3勝1敗、15日、甲子園)誰よりも打ってほしい男・佐藤輝が、どこより倒したい巨人相手に、ドカ~ンと一発。まだ肌寒い春先の甲子園が、熱く熱く、燃え上がった。

昭和の時代、新人記者の頃、口うるさいデスクに教えられた。

「ええか、シーズン最初の甲子園での巨人3連戦は祭りや。阪神ファンが待ちに待った、その年のプロ野球が本格的に始まる試合や。タイガースの選手も甲子園で巨人にだけは負けられないと思っとる。だから、それにふさわしい紙面を作らんとアカンのや」

呆れるばかりのTG至上主義? 何だかよく分からないまま、早朝から甲子園に行って、チケット売り場の行列の先頭にいるファンに「何日前から並んでいるんですか?」と尋ね、露店のおばちゃんに「普段の何倍のおでんを用意した」と教えてもらったり。ドキュメント取材に走り回らされた。

記者席に女優さんがおられたりして、観戦記を書かれて。サンスポも気合が入りまくりだった。ほんのり、いい匂いが漂ってきたりして。

翌日には中継したテレビ局に電話取材。「視聴率37%。目標の40%に届かず」な~んて記事を書いた記憶がある。

令和の時代。甲子園のTG戦も大きく様変わりしている。まず、スタンドは全席前売り、当日券もわずかだから、大行列は存在しない。早い時間帯に球場周辺がごった返すこともなくなった。露店もなくなっている。

昔のような特殊な「お祭り」ムードもすっかり感じられなくなっているから、当然、記者席に女優さんもいない。そして、視聴率は10%行けば万々歳。今の時代に野球中継での37%なんて、ありえない話だ。

取り巻く環境は変化していったが、年の始めのTG戦は違うぞ! と書きたかったので、甲子園に出向いた。が、記者席の空気はなかなかに重苦しかった。

巨人は那覇でのDeNA戦を終えて関西入り。

「想像以上に蒸し暑かったです。見てください、日焼けしました」

〝沖縄帰り〟の巨人担当が明るくトラ番相手にトークを開始した。チームの成績が良ければ、担当記者は余裕がある。

話しかけられた〝名古屋帰り〟のトラ番キャップ長友孝輔は顔色もさえない。名古屋はドームだから日焼けをしない。いやいや、そういう問題ではない。開幕から3週間で、1勝しかしないなんて、予想できた人がいたら、名乗り出てほしい。

でも、ついに白星が、最高の男のホームランで手にできた。これで一気に流れを変えたい。

覚えてますか? 阪神が唯一の日本一になった1985年。甲子園でシーズン最初のTG戦は4月16日だった。

あの日、佐野仙好の何でもない飛球を名手と呼ばれたショート河埜和正が落球。そこからタイガースは一気に7点を奪って逆転勝利した。「世紀の落球」と語り継がれる。勢いに乗って、翌日は、伝説のバックスクリーン3連発。あの日本一は「落球」から始まっているのだ。

昨夜、名手・坂本が落球しませんでした? えっ、逆転に直結していない? でも、直後の大山の打球をはじいて、今度はロハスがドカン。痛恨でしょ、巨人には。

この際、何でもこじつけます。伝説の始まり、かもしれない。

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