主砲を先発オーダーに組み込み、伝統の一戦に臨む。巨人・原辰徳監督(63)が14日、体調不良のため2試合連続で欠場した岡本和真内野手(25)を15日の阪神戦(甲子園)で復帰させる方針を示した。状態について「もう大丈夫だと思う」と説明した。
岡本和は12、13日のDeNA2連戦(那覇)を欠場。13日は試合前練習に参加し、この日チームとともに大阪入りした。
今季はリーグ2位タイの4本塁打、同3位タイの11打点と打線を引っ張っている。ここまで4番として球団歴代7位の通算503試合に出場。阪神3連戦で定位置に座れば、通算505試合に4番で出場した阿部慎之助(現作戦兼ディフェンスチーフコーチ)を抜いて単独6位となる。
チームは主砲を欠きながらも、代わりに4番を務めた坂本や救援陣の活躍で2連勝し、首位をキープ。指揮官は「本当に接戦だらけ」と実感を込めた。相手の阪神は最下位に沈むが、「お互いにリスペクトし合うのが勝負師」と盤石の布陣で挑む。(鈴木智紘)