女子ゴルフの「KKT杯バンテリンレディス」は15日から3日間、熊本・熊本空港CC(6499ヤード、パー72)で行われる。練習ラウンドが行われた14日、大会初日が24歳の誕生日の小祝さくら(ニトリ)は、6月の海外メジャー「全米女子オープン」(米ノースカロライナ州)に出場することを表明した。今季6戦3勝の西郷真央(20)=島津製作所=は首痛のため欠場する。
インの9ホールを回って最終調整を終えた小祝が2度目の海外メジャー出場を明言した。「はい、出ます」と笑顔で話したのは、6月2日開幕の「全米女子オープン」。4日付の世界ランキングで66位となり、同75位以内の出場資格をクリアしての挑戦となる。
コロナ禍で変則日程となった2020年12月の「全米女子オープン」は129位で予選落ち。賞金総額1000万ドルとなった大会で前回の雪辱を期すことになるが、今回の挑戦で一つの記録が途切れることになる。
「ストップするのはある意味、良かったかな。自分は意識していないけど、よく聞かれるので」
18年の開幕戦から続ける連続出場は現在ツアー歴代4位の135試合。全米に出場することで、最長でも記録は142試合で止まる。15日は24歳の誕生日。新たな気持ちで、まずは今季初の予選落ちとなった前週の悔しさを晴らし、メジャーに照準を合わせていく。(臼杵孝志)
◆昨年大会でツアー初優勝を果たした山下美夢有 「優勝できたことは大きな自信になった。去年の優勝スコアの14アンダーを超えられるように頑張りたい」
◆開幕戦以来、今季2試合目の出場となる、熊本市出身でツアー通算50勝の不動裕理 「目標は予選通過。気負わずにやりたい」