15日午前の東京外国為替市場の円相場は1ドル=126円35銭近辺に下落し、2002(平成14)年5月以来、約20年ぶりの円安ドル高水準をつけた。米長期金利の上昇を受け、日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが優勢となった。
午前9時現在は、前日比84銭円安ドル高の1ドル=126円17~18銭。ユーロは18銭円高ユーロ安の1ユーロ=136円53~56銭。
米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めを急ぐとの観測から前日に米長期金利が上昇。東京市場では日米の金利差が拡大することを見越して円を売る動きが出た。
市場では「キリスト教の復活祭(イースター)関連の休暇で市場参加者が少ない。投機筋が仕掛けやすく、値動きが大きくなる可能性がある」(外為ブローカー)との声があった。