宮城・福島震度6強から1カ月 被害の全容つかめず

産経ニュース
3月16日の地震で崩壊した仙台城跡の石垣=3月30日午前、仙台市青葉区
3月16日の地震で崩壊した仙台城跡の石垣=3月30日午前、仙台市青葉区

宮城、福島両県で最大震度6強を観測した地震から16日で1カ月となるが、被災地では壊れた家屋や公共施設などの復旧作業が続いている。調査が進むほど住宅被害の確認などは増え続けており、広範に及ぶ被害の全容は、現在も分からないままだ。

宮城県の村井嘉浩知事は11日の定例会見で、今回の地震被害について「主だったインフラは復旧してきている」と述べる一方、「住宅被害は徐々に増えているので、いましばらく状況を注視していく必要がある」との考えを示した。

宮城県の15日正午現在のまとめによると、被害総額は約248億円で1週間前の8日と比べ、約38億円増えた。被害額は商工観光業が23億1600万円、農業関連が34億3600万円、水産業関連が34億1700万円などとなっている。

人的被害は死者2人、重軽傷者106人。住家被害は全壊30棟、半壊189棟、一部損壊7668棟。8日時点のまとめと比べると、全壊は17棟、半壊は136棟、一部損壊は2602棟それぞれ増えた。

今回の地震で住宅被害を受けた世帯の生活再建を支援するため、県は11日に全壊5棟、半壊9棟の被害(8日時点)を受けた山元町に「被災者生活再建支援法」を適用。隣接する福島県新地町での住宅の全壊被害の状況から、適用基準を満たしたと判断した。住宅の被害程度などに応じて最大300万円の支援金が支給される。

また、今回の地震で石垣の一部が崩落するなどの被害を受けた仙台城跡(仙台市青葉区)について、同市教育委員会は、修復に少なくとも3年はかかるとの見通しを示している。今年度は有識者で構成される仙台城跡調査・整備委員会を開催し、現地での測量や調査などを行う予定だ。

一方、福島県で15日までに判明した人的被害は死者1人、重軽傷者101人。住家被害は全壊73棟、半壊999棟、一部損壊1万512棟などとなっている。震度6強の揺れが襲った相馬市では15日現在、14世帯19人が市管理の体育館で避難生活を続けている。県では「市町村の被害調査の数字を積み上げているが一部損壊は毎日増えている」(災害対策課)という。

道路橋では、県が管理する阿武隈川に架かる国道399号の伊達橋(伊達市)の復旧を、国が権限代行で実施することを決定。伊達橋は損傷が大きく、通行止めのままだ。

全線運休が続く阿武隈急行は、18日に丸森(宮城県丸森町)-槻木(同県柴田町)間で運転を再開。29日には梁川(福島県伊達市)-丸森間も再開する。しかし、通勤通学客が多い福島(福島市)-梁川間は5月末までの運休が見込まれている。

同社で先月末までに見つかった被害は115カ所。岩本正男業務部長は「令和元年の台風19号より被害の範囲が広く、新たに見つかるものがまだある」と話す。台風19号、昨年2月の福島県沖地震に次ぐ大きな被害。岩本部長は「厳しいが頑張るしかない」と言葉に力を込めた。(石崎慶一、芹沢伸生)

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