「誇り高き国民性知って」 日本ウクライナ交流協会長が訴え

産経ニュース
取材に応じる日本ウクライナ文化交流協会の小野元裕会長=8日、大阪府八尾市(永田直也撮影)
取材に応じる日本ウクライナ文化交流協会の小野元裕会長=8日、大阪府八尾市(永田直也撮影)

ロシアによる侵攻で祖国を追われたウクライナ避難民を支援する「日本ウクライナ文化交流協会」の小野元裕会長(52)が著書「ウクライナ侵攻に至るまで」を出版し、15日に大阪市内で記者会見した。「侵攻の背景を知り、ウクライナの国民性を理解するのに役立ててほしい」と語り、自身もウクライナ人の自立生活を支える考えだ。

小野氏が社長を務める新聞社が月2回発行する地元紙で執筆、連載している小説を書籍化した。ロシアがウクライナ南部クリミア半島を併合した2014年から今年3月までの8年間、192回分をまとめた。

天理大でロシア文学を学び、ウクライナへの渡航経験もある小野氏は3月、大阪の中小企業経営者らとともに避難民の支援組織を立ち上げ、今月7日には戦禍を逃れた母子3人を日本に迎えた。ホテルの部屋を無料で貸し出し、食事や語学学習など生活全般を支援する。

小野氏は「文化の違いから、今後は摩擦も予想される」と指摘する。「ウクライナ人は皆、身なりを整えて人前に出るのがマナー。女性は化粧が第一だ。日本人は『きれいな服を着ているから助けなくていい』などと思わないでほしい」

著書では、戦時下の登場人物の会話を通じ「誇り高く、自立心が強い」(小野氏)というウクライナの国民性を表した。ある青年は「核武装しなければ、ウクライナ民族は滅ぼされる」と語り、別の男性は「最後の一人になるまで、戦う」「私たちは負けない」と言い切る。

ロシアによる侵攻後、くしくも同じ言葉を聞いた。15年来の友人でウクライナの首都キーウ(キエフ)郊外に住むアンドリー・ブチネフさん(47)から、3月7日に電話で「キーウに残り、最後の一人になるまで戦う」と告げられた。切羽詰まった声に並々ならぬ覚悟を感じた。

アンドリーさんは妻子を同国西部に避難させ、キーウとの間を行き来する。武器の提供を求められた小野氏は今月8日、産経新聞の取材に「送りたくても送れない」と唇をかむ。

奈良県天理市に避難したオクサーナ・コベリャンスカさん(45)とも旧知の仲という小野氏。日本語が堪能な彼女には、大阪で開く語学講座の講師を務めてもらう予定だ。

小野氏は「ウクライナ人の精神性を知る自分だからこそできることがある。ネットワークを生かし、心のケアや日本人との関係づくりを含め、長期的に避難民の自立生活をサポートしたい」と話した。

日本ウクライナ文化交流協会 平成17年1月設立。大阪府八尾市に本部を置き、ウクライナの首都キーウ(キエフ)や同国西部リビウ、英ロンドンなどに計12支部。会員は約250人。日本、ウクライナ両国の友好に貢献するため、ウクライナで茶会や落語といった日本文化を紹介するイベントを開き、日本でウクライナ音楽のコンサートを企画するなど草の根の交流活動を続けている。

■「心はいつもウクライナに」 避難民の女性思い語る 奈良・天理


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