ITや医療、金融・会計、法務など専門的な分野での経験をもとに執筆できる人は、原稿料もはね上がる。最近はHR(人材育成、採用など)、マーケティング系のニーズも高く、専門性の高い原稿は1本あたり数万円以上の原稿料になることも多い。月に数本こなせば、年金+月額10万円も難しくない。
では、どうやってウェブライターの仕事を探すのか。ライター募集をしているウェブメディアは多いので直接申し込んでみるのもひとつの手だ。また、「Yahoo!副業」のような求人メディアでもライター募集をしていることが多い。
意外に効果的なのは、取引先や知り合いのウェブメディア関係者、広告代理店などの信頼できる人に「副業でライターをやってみたい」とアプローチすることだ。「書ける人」は常に求められている。SNSなどでそのような知り合いを増やし、折を見てアプローチするといいだろう。単発のライター講座などを受講し、基本的なことを学んでおくのもよいかもしれない。
■藤木俊明 副業評論家。自分のペースで働き、適正な報酬と社会とのつながりを得ることで心身の健康を目指す「複業」を推奨。著書に『複業のはじめ方』(同文舘出版)など。