新型コロナウイルス禍で旅行もままならない中、手軽に全国の名産品を楽しんでもらおうと、ご当地缶詰を集めた専門店「カンダフル」が13日、近鉄百貨店上本町店(大阪市天王寺区)にオープンした。缶詰専門店は関西の百貨店では初登場という。5月17日まで。
地下1階食料品売り場にあり、店名は「缶」と「ワンダフル」を掛け合わせた。宮城県の「金華さば味噌煮」(648円)や「牛たんデミグラスソース煮込み」(756円)、広島県の「レモ缶ひろしま牡蠣」(540円)など地方色豊かな約100種類が並ぶ。
缶詰といえば庶民の味の印象だが、兵庫県の「神戸牛のグリル缶詰」(1814円)はぜいたくな気分を味わえる。変わり種は、岩手県の「サバチョコレート風味」(475円)やパンダのデザインがかわいい富山県の「パンの缶詰」(540円)など。
調理に手間がかからない缶詰はコロナ禍で人気があり、同店は「賞味期限が長く、アウトドアや防災の非常食にもなる。全国の味を楽しんでほしい」とPR。
5月4日からは約250種類に増え8階でも販売。問い合わせは同店(06・6775・1111)。