大型で強い台風1号は13日、フィリピンの東の海上を北寄りに進んだ。強い勢力を維持したまま、15日中に東京・小笠原諸島に最接近する見通し。気象庁によると、その後は日本の南から東の海上を進み、16日までに温帯低気圧に変わる見込み。
台風1号は13日午後3時現在、フィリピンの東の海上を時速約15キロで北東に進んだ。中心気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートル。中心から半径130キロ以内は風速25メートル以上の暴風域。
気象庁は、小笠原諸島では暴風や高波、大雨による土砂災害、低地の浸水、川の増水に厳重に警戒するよう呼びかけた。小笠原諸島の予想最大風速(最大瞬間風速)は14日が18メートル(30メートル)で、15日が30~35メートル(40~50メートル)。波の高さは14日が7メートル、15日が12メートルを見込む。14日午後6時までの24時間予想雨量は40ミリ、その後の24時間は100~200ミリ。