ウクライナ「マリウポリで2万人超死亡」と推計 停戦交渉は暗礁に

産経ニュース
12日、ウクライナ南東部マリウポリの親ロシア派武装勢力メンバー(ロイター=共同)
12日、ウクライナ南東部マリウポリの親ロシア派武装勢力メンバー(ロイター=共同)

ロシアのウクライナ侵攻で、東部ドネツク州のキリレンコ知事は12日、米CNNテレビに、露軍が包囲する同州マリウポリで「2万人もしくは2万2千人が死亡した」との推計を明らかにした。一方、プーチン露大統領は同日、停戦交渉が「袋小路に陥った」と指摘。「目標達成まで作戦を続ける」と述べ、攻勢をさらに強める考えを示した。犠牲者の拡大を背景にウクライナとロシアの溝は深まっており、停戦交渉は暗礁に乗り上げつつある。

露国防省は同日、東部ルガンスク州の弾薬庫やハリコフ州の兵器集積所を破壊したと発表した。ロシアは現在、東部の制圧を「主要目標」と位置付け、増援部隊を派遣。今後、さらなる攻撃の激化と犠牲者の拡大が懸念されている。

一方、停戦交渉についてプーチン氏は12日、先月29日のトルコでの協議で一定の合意に達したにもかかわらず、ウクライナ側は首都キーウ(キエフ)近郊ブチャでの住民虐殺を「捏造(ねつぞう)」し、トルコでの合意からも立場を後退させた-と主張した。タス通信が伝えた。

先月29日の交渉でウクライナ側は、北大西洋条約機構(NATO)加盟を断念する「中立化」を受け入れる前提として「他国によるウクライナの安全の保証」を要求。プーチン氏によると、ウクライナ側は「安全の保証」の適用範囲について、ロシアが2014年に併合した南部クリミア半島と、親露派勢力が実効支配する東部地域を含まないとする立場を示した。しかしその後、ウクライナはクリミアや東部も適用範囲だとする立場に戻ったという。

これに先立ち、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は今月8日、ブチャなどでの住民虐殺の発覚を受け、「対露姿勢を見直さざるを得ない」と指摘。ラブロフ露外相も7日、ウクライナ側から停戦条件に関する文書を6日に受け取ったと明らかにした上で「ウクライナは安全の保証の適用範囲について立場を後退させた」と述べていた。

ウクライナメディアによると、ブチャの市長は12日、露軍に殺害された市民403人の遺体が確認されたと明らかにした。

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