駐日ポーランド大使に聞く 避難民「経済援助必要」 対露制裁に謝意

産経ニュース
インタビューに応じるパヴェウ・ミレフスキ駐日ポーランド共和国大使=12日午後、東京都目黒区(松井英幸撮影)
インタビューに応じるパヴェウ・ミレフスキ駐日ポーランド共和国大使=12日午後、東京都目黒区(松井英幸撮影)

ポーランドのミレフスキ駐日大使は13日までに産経新聞のインタビューに応じ、ロシアが侵攻するウクライナからの避難民への支援に関し、日本政府の経済援助に期待感を示した。また、北方領土問題を抱える日本が厳しい対露制裁に踏み切ったことについて「リスクを取っても制裁を講じた日本に非常に感謝している」と述べた。

ミレフスキ氏は、日本が人道支援で計2億ドル(252億円)の拠出を表明し、避難民を受け入れていることを挙げ、「日本は侵略者を非難し、具体的で重要な人道支援を行ってくれた」と評価した。

ポーランドはウクライナから260万人超の避難民を受け入れ、衣食住の費用を負担している。多くの避難民を受け入れていることについては、ポーランドが第二次世界大戦でナチスドイツとソ連に分割占領された経験があることを念頭に「軍による爆撃で家を離れなければならない事情が分かるからだ」と述べた。

同時に「ウクライナでの戦争と避難民流入でわれわれは高いインフレに直面している」と明かし、「日本政府からの経済援助が最も必要なことだ」と述べた。

日本からの医師などの派遣については「緊急に必要という状況ではない」と述べた。むしろ病院への爆撃などで不足する医療物資の提供が「避難民の支援になる」とした。

一方、「東欧だけでなく東アジアも安全保障の課題に直面している」と指摘。「ロシアがウクライナで残虐行為を続けるのを許せば、中国や北朝鮮のような国々がロシアに倣おうと思うのではないか」と懸念を示した。

また、国連安全保障理事会に関し「中国やロシアのような国に拒否権があると安保理は妥当な判断を下せなくなる」と批判し、日本の国連改革を支持する考えを明らかにした。

>駐日ポーランド大使「国連改革に役割を」 一問一答

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