日本維新の会が、夏の参院選京都選挙区(改選数2)に、新人の大阪ガス社員、楠井祐子氏を擁立する方向で最終調整に入ったことが12日、関係者への取材で分かった。15日に正式に発表する。関係者によると、楠井氏は大阪ガスで環境・社会・企業統治の分野を扱うESG推進室長を務めた。
京都選挙区では、立憲民主党の現職、福山哲郎前幹事長(60)や、今期で引退する自民党の二之湯智国家公安委員長の後継として京都市議の新人、吉井章氏(55)が立候補する。共産党は元京都府長岡京市議の新人、武山彩子氏(51)を擁立する。
10日投開票の京都府議補選(京都市北区選挙区)でもこの4党の候補者が争い、維新の新人が激戦を制した。次点は自民で、共産、立民の順だった。