実はこの宿、左党の間でちょっとした話題となっている。というのも、16時のチェックインから7時間飲み放題という豪気なプランも用意されている。ちなみに追加重を加えた焼肉七段コース+7時間飲み放題の1泊2食で、およそ1人1万6千円くらいという破格の価格設定となっている(六段+ノンアルならざっくり1万程度から)。
飲み放題プランに用意された銘酒の数々のほか、館内にある鍵付きの蔵には東京でも手に入らない幻の銘酒を1本から購入可能。館内で飲んでもよし、東京に持ち帰ってもよしという左党垂涎(すいぜん)の宿となっている。
メインイニング入り口のショーケースには、迫力の塊肉が目にもまぶしく映る。まだ私たちの知らない、魅力的な肉も食も宿もたくさんある。実はニッポンは広いのだ。
■松浦達也(まつうら・たつや) 編集者/ライター。レシピから外食まで肉事情に詳しく、専門誌での執筆やテレビなどで活躍。「東京最高のレストラン」(ぴあ刊)審査員。