豪州、5月21日総選挙 与党苦戦、安保政策で巻き返し狙う

産経ニュース
オーストラリアのモリソン首相、アルバニージー労働党党首(いずれもゲッティ=共同)
オーストラリアのモリソン首相、アルバニージー労働党党首(いずれもゲッティ=共同)

【シンガポール=森浩】オーストラリアのモリソン首相は10日、連邦議会下院を解散し、5月21日に総選挙を行うと発表した。モリソン氏率いる与党・保守連合は新型コロナウイルス対策などが批判され、最大野党・労働党の先行を許している。日米印との枠組み「クアッド」などを通じて自由主義陣営の一角として存在感が高まる豪州だが、9年ぶりの政権交代となる可能性がある。

モリソン氏は10日に首都キャンベラで記者会見し、コロナ禍からの経済回復の実績をアピール。「この選挙は、強い経済か、それを弱体化させる労働党かの選択だ」と強調した。

地元紙オーストラリアン発表の世論調査(6~9日実施)によると、二大勢力の支持率は保守連合が47%、労働党が53%。年初の調査から差は縮まっているが、労働党がリードを保っている。保守連合は新型コロナワクチンの普及や山火事、洪水への対応が遅れたことで批判を浴びた。最近は物価高も続き、国民に不満が広がっている。

モリソン氏は失業率改善などの成果のほか、中国やロシアといった権威主義国家の脅威を訴え、安全保障問題を争点化して支持を広げたい方針だ。3月発表の2022年度予算では低・中所得者に対する所得税控除など家計への支援も打ち出した。

労働党のアルバニージー党首は「ビジョンがない」などと政権批判を展開。安保・外交面については与党と政策に違いがないことを強調し、争点化を避ける構えを見せている。

  1. 竹内結子さんの急死、精神科医らの見解は 「精神的な行き詰まり」「衝動的な可能性も」

  2. 上島竜兵さん死去 自宅で家族が異常に気づき…

  3. 女優・階戸瑠李さん急死にネットも涙…「半沢直樹」で印象的な演技「本当に残念」「これから…と期待していたので…」

  4. ロシア軍に内部混乱か 「終末の日の飛行機」観閲中止の背景 「戦争宣言」踏みとどまるプーチン氏 「空軍内部の反発やボイコットの可能性も」世良氏

  5. 上島竜兵さん、志村けんさん逝去後に呟くようになった「寂しさ」と家計を支えた妻・広川ひかるとの夫婦愛