プロボクシング元世界3階級制覇王者で、WBOアジア・パシフィック(AP)スーパーフライ級1位の田中恒成(26)=畑中=が、6月29日に東京・後楽園ホールでWBOAP同級王者の橋詰将義(28)=角海老宝石=に挑戦すると11日、興行を主催する大橋ジムが発表した。
田中は2020年大みそかにWBO世界同級王者の井岡一翔(志成)に敗れてからの再起2戦目。日本男子最速記録のプロ4戦目で東洋太平洋ミニマム級王座を獲得した2014年10月以来、約7年8カ月ぶりに後楽園ホールのリングに上がる。東洋太平洋王座も保持する橋詰は初防衛戦となる。
昨年12月に石田匠(井岡)に2-1で判定勝ちして再起した田中は、約1カ月半前から村田大輔トレーナーと米国合宿中。ラスベガスで井岡のトレーナーを務めるイスマエル・サラス氏(キューバ)、ロサンゼルスで元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)のチーフトレーナーとして有名なフレディ・ローチ(米国)氏の指導を受けた。来週には帰国し、日本で試合に向けて仕上げていく。
プロ戦績は田中が17戦16勝(9KO)1敗、橋詰は21戦19勝(11KO)2分け。