コロナウイルスが広まるにつれ、フライトはどんどん減便。私たちのスケジュールは真っ白になってしまいました。コロナ禍に突入して2年が経った今も、国際線の回復の見通しは立っていません。
一方で、国内線の需要は、波はあるものの回復傾向にあると言われています。LCCや中堅エアラインで働く友達のスケジュールも、コロナ前に近い忙しさに戻っているように思います。
▼焦りはあれど、CAとしての充電期間に
サービスの幅を広げたいという思いがキッカケで転職したものの、コロナ禍で足踏み状態になってしまったのが現状です。ただし、焦りはありますが、転職したことに後悔はしていません。たっぷりある時間の中で、今まで自分がしたかったけれど、忙しくて後回しにしてしまっていたことを振り返る時間に充てています。
そして、以前のように自由に外国を行き来できる日には、パワーアップした自分になって、旅行を待ち侘びていたお客様とフライトを楽しみたいと思っています。
富田沙織(とみた・さおり)
兵庫県出身。外国語大学を卒業後はメーカー勤務を2年経験。国内のエアラインで客室乗務員を経験後、アジア系国際線客室乗務員に転職。航空会社乗務8年目。趣味は食べ歩きとショッピング。現在は休職し、カナダのバンクーバーに在住。
【CAのここだけの話】はAirSol(エアソル)に登録している外資系客室乗務員(CA)が持ち回りで担当します。現役CAだからこそ知る、本当は教えたくない「ここだけ」の話を毎回お届けしますので、お楽しみに。アーカイブはこちら