村田諒太の大一番への取り組み レスリング松本隆太郎氏とトレーナー寺中靖幸氏が明かす/ボクシング

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9回、ゲンナジー・ゴロフキンにTKO負けした村田諒太 =9日、さいたまスーパーアリーナ(代表撮影)
9回、ゲンナジー・ゴロフキンにTKO負けした村田諒太 =9日、さいたまスーパーアリーナ(代表撮影)

プロボクシングWBA、IBF世界ミドル級王座統一戦(9日、さいたまスーパーアリーナ)ゴロフキンとの激闘に敗れ、王座統一に失敗した2012年ロンドン五輪金メダリストの村田。歴史的勝利はつかめなかったが、大一番に向けての取り組みを友人で同五輪レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級銅メダルの松本隆太郎氏(36)と、パーソナルトレーナーの寺中靖幸氏(44)が明かした。

松本氏はロンドン五輪の選手村で村田と出会い、誕生日が4日違うだけということもあって仲良くなった。村田に頼まれて昨年10月26日、東京都内のジムでレスリングの技術を教えた。ゴロフキンと近い距離で闘うと決めた村田は、クリンチワークなどに生かそうと考えたという。

「僕がやっていた(上半身だけで攻防を行う)グレコローマンスタイルは、密着した状態でいかに相手を制するかというもの。そういう意味では(ボクシングの)近距離でのファイトと似ている」と松本氏は説明する。

実際に組み合って相手に効果的に力を伝える方法、相手に力を出させない方法などを細かく教えた。村田はすぐに理解して体現したという。松本氏は「運動能力がしっかりしていないとできない。世界チャンピオンは違う」と舌を巻いた。

昨年の5月から本格的に村田のフィジカルトレーニングを担当した寺中氏は、新型コロナの影響で昨年12月のゴロフキン戦が延期になった当時を思い出す。

「いつ試合が組まれるか分からないという中でトレーニングをやっていて腰痛が出たり、体調を崩したり」。さすがの村田もきつそうだったという。それでも2週間のリフレッシュ期間を経て、年末には寺中氏とのトレーニングを再開した。

多いときには自体重を使ってのスクワットを300回、10メートルダッシュを50本などの猛練習。「トレーニングに気持ちの浮き沈みを出す選手ではない。やれって言ったことはしっかりやるし、すごい精神力だなと思う」と寺中氏。

最強を証明することはできなかったが、838日ぶりのリングに上がった村田を松本氏と寺中氏は観客席から拍手でたたえた。(尾﨑陽介、石井文敏)

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