3日の日本ハム戦(京セラ)で、オリックスの新外国人、ジェシー・ビドル投手(30)=前ブレーブス=が来日初勝利を挙げた。9日終了時点で6試合に登板し、1勝3ホールド、防御率0・00。チームの勝ちパターンを担う貴重な左腕として活躍している。
196センチの長身から投げ下ろす直球や変化球が武器。3月12日に京セラドーム内で入団会見を行った際、ウイニングショットであるスライダーとカーブについて「三振が取れるのが強み。日本でも多く使っていくことになると思う」と自信を見せ、「とにかくチームに貢献できるような形でベストを尽くしたい」と力を込めていた。
プレー面以外でも「できたら週2、3回、日本語のクラスを受けられれば一番理想的。ただ、学ぶのは遅いほう。覚えるのには時間がかかると思う」と日本に溶け込むことを宣言。ナイスガイだ。
私生活では4カ月前にプロモデルとして活動するアニーさんと結婚。日本球界で活躍し、愛する妻と愛犬2匹(チワワ、チワワとシェパードのミックス犬)と日本での生活を夢見ている。
先発投手として期待されるジェイコブ・ワゲスパック投手(28)=前ブルージェイズ=も愛犬家。本人いわく「フォックスサン」という犬種を飼っており、「チーズとベーコンばかりを食べて、太っているんだ」と笑っていた。
ちなみに筆者もロングコートチワワ(胴も長い)とキツネ顔のポメラニアンを飼っており、親近感がわいた。ビドルは勝利の方程式の一角として、ワゲスパックは先発ローテーションで、チームに欠かせないワンピースになってもらいたい。(西垣戸理大)