(セ・リーグ、阪神―広島、5回戦、9日、甲子園)阪神・佐藤輝明内野手(23)が「4番・右翼」で出場し、四回に2号ソロを放った。
「打ったのはストレート。なんとか早い段階で点を取って追い上げたいという気持ちでした」
0―6の四回に先頭で打席へ向かうと、好投を続ける森下がカウント2―2から真ん中外寄りに投じた153キロ直球を振り抜いた。左方向へ上がった打球は、そのまま左翼ポール際のスタンドに届き、虎党からの拍手を浴びながらダイヤモンドを一周した。
佐藤輝の本塁打は5日のDeNA戦(甲子園)以来3試合ぶりで、森下からの一発は昨年4月14日に放った、自身の甲子園初アーチ以来。好右腕に反撃弾を見舞い「まだ点差はありますが、みんなで食らいついていくだけです」と力に変えた。