東京六大学野球春季リーグ第1週第1日(慶大11-4東大、9日、神宮)開幕し、3季連続の優勝を目指す慶大が東大に打ち勝った。
リーグ戦初先発の橋本達弥投手(4年、長田卒)が一回に3点を失い、追う展開となった。七回に同点として、迎えた八回。無死一、三塁の場面で、八回の守備からリーグ戦初出場を果たした宮崎恭輔捕手(3年、国学院久我山卒)が決勝の左越え3ランを放った。リーグ戦史上28人目の初打席での本塁打とし「自分でもできすぎな結果だと思います。チームの勝利に貢献できてうれしいです」と頬を緩めた。
母校の国学院久我山が今春の選抜大会で初の4強入り。「後輩たちの頑張りに負けていられない」と刺激を受け、結果につなげた。
高校3年生だった2019年夏の西東京大会準々決勝、早実戦では九回にサヨナラ満塁本塁打を放った経験があり、「それと同じくらいうれしかった」と喜んだ。