巨人・菅野智之投手(32)は8日のヤクルト戦(東京ドーム)に先発も、右足に打球が直撃し、5回途中4失点で緊急降板。今季初黒星を喫した手負いのエースにはチーム内から休養を勧める声が上がっている。
0―2で迎えた5回だった。青木の強烈なワンバウンドの打球が足元を襲い、反射的に右足を跳ね上げたところに直撃。打球を処理しようとしたが立ち上がれず。トレーナーに支えられながら、ベンチに引き上げ、都内の病院に直行。検査の結果、骨に異常はなく「右足部外側の打撲」と診断された。
4回0/3で被安打6、2四死球、4失点。桑田真澄投手チーフコーチ(54)は「ストレート多めにと話をしていたが、なかなかいいボールが続かなくて苦しかったですよね。変化球に頼っていくと苦しい投球になる。これからも課題はフォーシームの制球、精度」と指摘。直球が走らず、この日の最速は147キロ。ほとんどが140キロ台中盤だった。