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【オーガスタ(米ジョージア州)8日(日本時間9日)=大泉英子】昨年2月の自動車事故で右脚に重傷を負ってからの復帰戦となったタイガー・ウッズ(46)=米国=は74で、通算1オーバーの19位で予選を通過した。
米ツアー通算82勝を誇る男が、胸を張って、少しおどけたように口にした。苦闘を振り返りつつ、「でも僕は予選通過した! 自分と(支えてくれる)チームを誇りに思う」。ウッズは初日と同じく膝を折ってラインを読めないなど、右脚をかばいながらも74と粘りのプレー。約1年5カ月ぶりのツアー復帰で、決勝ラウンドへ進んだ。
10位から出て、5番までに4ボギー。4番(パー3)は向かい風で1オンできないなど、強い風に手を焼いた。それでも「距離感やコントロールの感覚は出てきた。ボールのある場所まで行って、感じ、考えるよりも自分の技術を出せばいい」。8番以降は4バーディーを奪った。
第3日は最高気温が13度の予報。患部には辛い寒さになりそうだが「マスターズ委員会が何年も待ち望んだ状況になるんじゃないかな。グリーンは乾いて速くなる」と、大会24度目の出場となる名手らしい言葉を口にした。
さらに「日曜日のバックナインに入るときに5、6打差ならチャンスはある」。予選通過で満足などしていない。見つめるのは、大会最多に並ぶ6度目の頂点だけだ。