NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の第112話(最終話)が8日、放送され、SNSには「終わっちゃった」「ロス感半端ない」などの書き込みが殺到。「カムカムロス」で悲しみに暮れる朝ドラファンが続出している一方で「意外にロスにならない」などと充実感に満ちた感想も寄せられている。(※以下、ネタバレあり)
昭和、平成、令和を通じ、京都、岡山、大阪を舞台に、ラジオ英語講座とともに歩んだ親子3世代を追い、恋に仕事に不器用ながらも自分らしく生きる姿をリレー形式で描いてきた同作。初代ヒロイン、雉真安子を上白石萌音、2代目ヒロイン、大月るいを深津絵里、3代目ヒロイン、大月ひなたを川栄李奈が演じた。
最終週となる第23週「2003-2025」では、「条映太秦映画村」で働くひなたがハリウッド映画「サムライ・ベースボール」の制作を通じて知り合ったキャスティングディレクター、アニー・ヒラカワ(森山良子)が、安子であることが明らかに。ひなたが安子とるいを引き合わせ、生き別れになっていた2人がついに再会を果たした。
最終話となる第112話では、登場人物たちのその後が描かれ、大団円に。新しく始まったラジオの英会話番組の講師を務めるひなたは、立ち寄った映画村で、番組で共演するウィリアム・ローレンス(城田優)に偶然会い、世間話に花を咲かせた。そのなかで、ウィリアムが幼いころに映画村で出会い、一目惚れした白人少年、ビリーであることが明らかになり、ひなたが、少年時代のビリーが大好きだった実家の回転焼き屋「大月」に誘うシーンで、物語は幕を下ろした。