ヤマハ発動機は5日、バッテリー内部の劣化により発火や発煙の恐れがあるとして、平成28年8月~30年12月に製造した30万5660個の電動アシスト自転車用バッテリーをリコール(無料の回収)すると発表した。対策を施した新品と交換する。
同社によると、駐輪中や充電中、発火や発煙をする事例が26件報告された。4人がやけどしたり、煙を吸ったりして、うち1人は重傷を負った。今年3月まで販売されていた。
ヤマハ発の対象は電動アシスト自転車「PAS」用のリチウムイオンバッテリーで、容量が「12・3Ah」と「15・4Ah」の2種類。ブリヂストンサイクル(埼玉県上尾市)やあさひ(大阪市)などが販売した電動自転車の一部機種にも搭載されていた。
ヤマハ発の問い合わせ先は「PASバッテリー」無償交換お客様コールセンターのフリーダイヤル0120・772780。