日本バレーボール協会は4日、2022年度の男子日本代表登録メンバー35人を発表。この中から今季の国際大会に出る選手が選ばれる。
イタリア・セリエAでプレーする石川祐希主将(26)=ミラノ、西田有志(22)=ビーボバレンティア=ら、昨夏東京五輪で29年ぶりにベスト8へ進出したメンバーが軸。1月の春の高校バレーで注目された身長210センチのアタッカー、牧大晃(ひろあき、18)=筑波大=ら15人が初選出された。
初の欧州人指揮官となったフィリップ・ブラン監督(61)はオンライン会見で「パリ五輪の出場権を勝ち取れる努力をしたい」と2年後を見据える。
日本のお家芸だったバレーボールは今や土俵際で、日本協会はかつてない窮地。選手の診断書偽造が発覚して嶋岡健治前会長(72)ら協会幹部が解職され、切り札として元日本代表でタレントの川合俊一会長(59)が就任した。協会の信用回復、財政基盤の確立に大きな期待がかかる。