〝異例〟の宮城自民公認争いが佳境 「組織戦」の石川氏vs「自然体」の桜井氏

産経ニュース

夏の参院選宮城選挙区(改選数1)で自民党公認を争う同党で県議の石川光次郎氏(54)と無所属の桜井充参院議員(65)による事実上の予備選挙が佳境を迎えている。党本部は9、10日に異例といえる世論調査を実施し「勝てる候補」を見極め、12日にも候補者を内定する。石川氏は県連総出の支援を受け、組織戦で知名度不足解消に挑む。対する桜井氏は表立った露出は控え、個人勉強会や国会活動を続け、淡々と天命を待っている。(奥原慎平)

夏の参院選宮城選挙区で出馬を目指す自民党の石川光次郎県議(中央)=1日午後、仙台市青葉区(奥原慎平撮影)
夏の参院選宮城選挙区で出馬を目指す自民党の石川光次郎県議(中央)=1日午後、仙台市青葉区(奥原慎平撮影)

「ロシアの武力行使はわがこととして捉えねばならない。ロシアは隣国で、こういった行為がわが国になされないよう抑止力を作らねばならない」

1日、仙台市青葉区の繁華街。石川氏はロシアのウクライナ侵攻をめぐり、県議会で対露抗議決議の策定を主導した実績などを訴えた。街頭演説会は党青年局が主催。両脇を党所属議員が固め、挙党体制で石川氏を推す県連の姿勢をアピールしてみせた。

1月下旬以降、県連の中堅若手らは県内各地で石川氏ののぼり旗を振るい、名前を連呼している。石川氏も空き時間はないほど、街頭活動や支援者回りを行う。「石川氏含め、みながくたくたに疲弊するほど動いている」(ベテラン)という。県連が総力を挙げる背景に、宮城選挙区をめぐる党本部との主導権争いもある。

平成28年、令和元年の参院選は県連主導で擁立した候補者が野党候補にいずれも敗れた。そのためか、党本部は昨年12月、石川氏を推そうとする県連幹部の訴えを退け、桜井氏も含めた世論調査で公認候補を決める方針を伝えた。

桜井氏は国会では自民党会派に属するものの、平成10年の参院選以来、旧民主党や旧民進党から出馬し、4期連続当選した。県連にとっては野党系候補だ。自民の若手県議は「石川氏は汗をかき、自民の党勢拡大に努めてきた。党本部は地方の事情を分かっているのか」と桜井氏を選考対象に上げた党本部の考えに、こう首をひねった。

石川氏の知名度の広がりは手探り状態だが、県連は石川氏を中心に結束を深めている。仮に党本部が公認候補に桜井氏を決めたとしても、県連の組織力がフルに発揮できるかは見通せない。党ベテランはこう解説する。

「『急流で馬を乗り換えるな』という言葉があるが、党幹部もこの言葉の意味を理解しているだろう」

自民党から夏の参院選出馬を目指す無所属の桜井充参院議員=3月27日午後、仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(奥原慎平撮影)

3月27日、東京エレクトロンホール宮城(仙台市青葉区)の会議室。桜井氏は東日本大震災の復興の現状について勉強会を開き、約30人を前にこう強調した。

「来年もお願いすることになるだろう。そのためには選挙に勝たなければいけない」

勉強会は桜井氏が主催するもので、2日に予定する会合で200回を数える。組織を頼れない桜井氏は、個人的な勉強会や支援者回りで、支持固めを行っている。

会合後、記者団に「街宣車もなく、街頭活動もできる状況にない。地域の人に歩いてお願いするしかない」と述べ、普段通りの活動ぶりを強調した。

桜井氏は野党時代、時に与党議員や官僚に対し〝恫喝(どうかつ)〟も辞さない姿勢で、政権のスキャンダルを追及したが、そうした勢いは影をひそめたように映る。世論調査の結果次第で「仲間」になる自民党県連とは敵対したくない事情がにじむ。

予備選について「公認争いはしているが、蹴落とすとか何とかという戦いとは全然違う。相手のことを考えるより、自分がやれるべきことをきちんとやっていく」と述べるにとどめた。

自民党の公認争いを尻目に、立憲民主党宮城県連は28年以来の野党候補3連勝を目指し、着々と準備を進める。2日の候補者選考委員会で「有力な候補」として、県議の小畑仁子氏(44)の擁立案が提示され、了承される方向だ。

  1. 「鎌倉殿の13人」5月22日OA第20話あらすじ 奥州へ逃れた義経を討つよう、頼朝から命じられた義時は…

  2. 「ちむどんどん」房子「まさかやー…」の意味、賢三との関係は?「恋人?」「東京の叔母さん?」

  3. 「ちむどんどん」次週予告に和彦の姿なし…落胆するファン続出?「どこ行った宮沢氷魚」

  4. 値上げしてもよいと思うもの 3位「おむつ」、2位「ビール」、圧倒的1位は?

  5. 内田理央のおっぱい写真にファン大興奮「一瞬ビビった」「萌え死んだ」