米大リーグは4月7日(日本時間8日)に開幕する。新労使協定の交渉が難航して当初予定されていた3月31日(同4月1日)から1週間遅れたが、ダブルヘッダーを増やして例年と同じ162試合が行われる。
今季はナ・リーグでもDH制を導入。ポストシーズンに進出できる球団数は、両リーグ5ずつから6ずつ(地区優勝3、ワイルドカード3)に拡大された。
今季の順位予想は=別表=の通り。マドン監督から「開幕投手と1番打者」に指名されている大谷翔平(27)が所属するエンゼルスは地区2位とした。昨季は故障で36試合出場にとどまったMVP3度のトラウトや、強打者レンドンの復帰は大きいが、総合力ではアストロズが上。エ軍としては本拠地での開幕4連戦でア軍をたたき、勢いをつけたい。
最激戦区はア・リーグ東地区だ。前評判が高いのは、菊池雄星(30)がマリナーズから移籍したブルージェイズ。昨季の本塁打王、ゲレーロジュニアら伸び盛りの野手も多い。地区3連覇を狙うレイズ、名門のヤンキースとレッドソックスという4球団が激しい優勝争いを繰り広げるだろう。