東京都の小池百合子知事は1日、オンラインで定例会見を行い、新型コロナウイルスの感染再拡大で停止中の東京都民割「もっとTokyo」の再開について「慎重に判断したい」と述べた。
「もっとTokyo」は、政府による「GoToトラベル」が停止中のため、この再開に合わせて再開を予定している。都は3月21日でまん延防止等重点措置が解除され、リバウンド警戒期間に移行しているが、小池氏は「状況を見極めながら、専門家の意見を聞きながら、慎重に判断したい」とした。
また、新変異株オミクロン株の派生型「BA・2」は50%を超え、置き換わりが加速。第7波への懸念については、「さまざまな工夫を重ねながらどこが足りない部分なのか、改善をしていきつつ、対策を整えているところ。国が設けた水準をクリアしたから(重点措置は)解除になったが、リバウンドへの警戒を緩めないことは(これまでも)申し上げた通り」と強調した。