宮崎県警延岡署の男性巡査が酒に酔い、小学校の敷地で寝ていたことが31日、捜査関係者への取材で分かった。巡査は同僚の警部補ら15人ほどとともに飲食店3軒で会食。県は新型コロナウイルス感染防止対策として独自の「緊急警報」を出しており、県警も会食は1卓4人以下、2時間以内といったルールの順守を求めていた。
捜査関係者によると、巡査らは25日夜から26日未明、延岡市内の飲食店3軒で会食。小学校の敷地内で寝ている巡査が見つかり、110番があった。建造物侵入の疑いがあり、県警が調べている。県警は26日、会食ルールを守るよう職員に改めて要請したという。
県では、新型コロナの蔓延(まんえん)防止等重点措置が6日に終わり、飲食店への営業時間短縮と酒類提供停止の要請も解除された。河野俊嗣知事は29日、解除後も新規感染者の高止まりが続いていることや、大型連休を控え、感染防止の徹底が必要だとして、今月末までだった緊急警報を4月24日まで延長した。