ウクライナのゼレンスキー大統領(44)がコメディアンで俳優だった当時に主演した政治風刺ドラマを、動画配信大手のネットフリックスが米国で再び配信し始めた。ロシアの侵攻に屈しないゼレンスキー氏の姿は世界的に支持を集めており、メディア業界で放映権の争奪戦も起きている。
このドラマは「サーバント・オブ・ザ・ピープル(国民の奉仕者)」。政治批判が会員制交流サイト(SNS)で話題になり、思いがけず大統領になった教師の物語で、2015年から19年までウクライナで放送されてヒットした。ゼレンスキー氏はドラマを地で行くように大統領選に出馬し、当選した。
「要望に応え、戻ってきた」。ドラマの配信を21年に終えていたネットフリックスは16日、短文投稿サイトのツイッターで再開をアピールした。