阪神・渡辺が支配下契約 虎の〝なべじい〟が開幕1軍当確

阪神・渡辺雄大

阪神の育成左腕・渡辺雄大投手(30)が20日のオリックス戦(京セラ)に登板し、0回⅓を無失点。試合後、矢野燿大監督(53)が、支配下契約を結ぶことを明かした。

「去年、戦力外になって阪神タイガースさんから声をいただいて、この日をまずはスタートラインだと思って、この日を目標にキャンプからやってきた。素直にうれしいです」

1-0の六回2死でマウンドへ。2年連続パ・リーグ首位打者の吉田正を137キロ直球で空振り三振に斬った。

2月の沖縄宜野座1軍キャンプ中の実戦を含め、ここまで8試合の登板で7回⅓を投げ2失点、防御率は2・45。順調にアピールを続けた左腕に矢野監督が試合後、「渡辺を(1軍に)残す!」と明言。指揮官は「左で1人を抑えてもらうことはもちろん、右(打者)にもそんなに打たれたという感じはない。変則的なボールで相手も嫌なのかなと感じた。力になってくれると思う」と期待した。

渡辺は独立リーグのBCリーグ新潟から2018年育成D6位でソフトバンクに入団。20年8月に支配下昇格も、左肘を痛めて離脱し、21年オフに戦力外となり、阪神と育成契約を結んだ。30歳の〝オールドルーキー〟をチームメートは親しみを込めて「なべじい」と呼んでいる。

「そうやって愛称で呼んでもらえて、阪神タイガースでもすぐに浸透していまはすごく気に入っています。ここからはチームが日本一に向かって進んでいく。僕もそこに向かって、1アウトでも、少しでも日本一の力になれるように投げていく、ただそれだけだと思います」

背番号などの球団からの正式な発表は後日行われる予定。虎の〝なべじい〟が2度目のスタートラインに立ち、日本一のために腕を振る。

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