(オープン戦、日本ハム4―1DeNA、20日、札幌D)日本ハム・新庄剛志監督(50)が四回1死二、三塁でエンドランのサインを出した。松本はカウント1―0から中犠飛を放ち、1点を追加。試合後、ビッグボスは奇策の意図を明かした。
「あれはゴロを転がせのエンドランではなく、しっかり自分のタイミングでばちこーんって打ちにいきなさいというエンドラン。それをしようとするとしっかり振れるから」
5日の巨人戦(札幌ドーム)でも八回1死二、三塁から水野にエンドランを出していた(結果は左翼線2点打)。軟式野球やソフトボールでは見られるものの、硬式では珍しい作戦。「面白い攻撃だと思う」と手応えを得たようすだった。
さらに「なんならランナーいなくても、ちょっと力んで遠回りしているバッターにエンドランを出したいくらい」と〝新庄節〟を披露していた。