新型コロナウイルスをめぐり、中国の習近平政権が打ち出した「ゼロコロナ」政策は失敗し、主要都市がロックダウン(都市封鎖)する事態を招いた。韓国は逆に規制緩和があだとなって感染状況が世界最悪となり、文在寅(ムン・ジェイン)政権の「K防疫」は完全崩壊だ。こうした状況下で、なぜか両国がいがみ合っているという。
中国では北京冬季五輪後の3月に入り各地で感染者が急増、これまでに吉林省長春市や広東省深圳市、同省東莞市、河北省廊坊市で、事実上のロックダウンを実施。これらの都市の人口は計4000万人超に上る。
欧米や日本は規制緩和を進める「ウィズコロナ」の方針だが、習主席は17日、「ゼロコロナ」政策を継続するよう指示した。経済への影響も懸念されるとして「最小限の代償で最大の効果が上がるよう努力するべきだ」とも求めた。
これに対し、感染者が急増中にもかかわらず、大統領選の前に防疫措置を緩和したことで、増加に拍車が掛かったと批判されているのが韓国だ。