歌手で俳優、杉良太郎(77)が16日、団長を務める警察庁プロジェクトチーム「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦~(SOS47)」と厚労省の肝炎総合対策推進国民運動「知って、肝炎プロジェクト」の啓発活動で北海道・北見市を訪問した。小学校の児童には特殊詐欺撲滅のために子供から家族への注意喚起を呼びかけ、辻直孝市長には北京冬季五輪で銀メダルを獲得した地元のカーリング女子、ロコ・ソラーレの凱旋パレードを提案した。
日中の最高気温でも3度と冷え込む北の大地で、杉が子供たちとの心温まる交流で防犯意識と健康の大切さを伝えた。
今回は陣頭指揮を執るSOS47と「知って、肝炎プロジェクト」の啓発活動で北見市を訪問。同市では名誉会長を務める「アジア国際子ども映画祭」を2015~18年に開催し、過去に作品を出品した同市立上仁頃(かみにころ)小学校の児童ら23人と交流した。
SOS47は、オレオレ詐欺などのターゲットになりやすい高齢者を家族とのコミュニケーションで守るプロジェクト。杉は「お金の話で知らない人から電話があったら通話を切って警察に教えてほしい」と呼びかけ、「お父さんやお母さん、おばあちゃんやおじいちゃんに伝えてね」と続けた。