慶大野球部(東京六大学)に入学し、神宮球場でのプレーをめざし練習に加わっている新人、前田晃宏(慶応高)、外丸東真(そとまる・あずま、前橋育英高)の両右腕投手が14日、横浜市港北区の慶大グラウンドで取材に対応した。
元広島外野手の前田智徳氏(50)の次男、前田晃は、「コントロールと総合的な安定感が持ち味。先輩たちの体、技術の差に驚いているが、橋本さん(達弥投手)のようにピンチで投げられるようになりたい。(打者の)バットを折るような投球をしたい」と抱負を示した。
昨夏の甲子園に出場している外丸は、「2月下旬から練習に参加しているが、大学野球のレベルの高さに驚いている。早く、神宮で投げられるようにしたい」とリーグ戦登板への意欲を見せた。
堀井哲也監督は、「大学野球は4年生中心で、3年生以下はそれを補うというと考えでいるので、心技体が揃って、そうなってくれればと思う。ただ、外丸は数少ない甲子園経験者で、慶応高出身の前田も(高校で)レベルの高いところでやってきているので楽しみ」と長い目で見ていく構想を説いた。