「忘れず生きていく」 東京・日比谷公園で追悼集会

産経ニュース
東日本大震災の被災者らに黙祷を捧げる人々=11日午後、千代田区の日比谷公園(鴨志田拓海撮影)
東日本大震災の被災者らに黙祷を捧げる人々=11日午後、千代田区の日比谷公園(鴨志田拓海撮影)

平成23年の東日本大震災から11年を迎えた11日、東京都内でも各地で犠牲者追悼の集会が開かれた。千代田区の日比谷公園では恒例の「311未来へのつどい ピースオンアース」が開催。新型コロナウイルス禍での2年ぶりの有観客となり、ビルに囲まれた都会の公園で約700人が被災地に思いを寄せた。

イベントでは、歌手の加藤登紀子さんら参加アーティストが楽曲を披露し、東北産のコメやワカメ、イチゴなどの販売も行われた。発生時刻の午後2時46分には、一斉に黙禱(もくとう)した。

小平市の大学2年、宮川歩美さん(20)は、「コロナ禍で地元の仙台市に戻れず、都内で追悼セレモニーに参加した」という。黙禱後、「震災当時は小学生で、ライフラインが止まり避難生活が続いて苦しかった。20歳になって苦しい記憶とも向き合えつつある。当時のことを忘れずに生きていきたいと改めて思った」と語った。

主催したピースオンアース事務局長の鈴木幸一さん(53)は「11年目の平日にもかかわらず、多くの人に参加してもらった。3月11日に何かを求める人がたくさんいる限り、こうした企画を続けたい」と述べた。

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