英兵、無断でウクライナ渡航か 英は露の誤認警戒

産経ニュース
10日、ロシアによる砲撃で壊滅的な被害を受けたウクライナ東部マリウポリの街(AP)
10日、ロシアによる砲撃で壊滅的な被害を受けたウクライナ東部マリウポリの街(AP)

【ポーランド南部ジェシュフ=板東和正】英陸軍の一部の兵士が戦闘に参加する目的でウクライナに無断で渡航した疑いが浮上している。米欧がロシアとの軍事衝突を回避するよう腐心する中、英政府は自国がウクライナに部隊を派遣したとロシアに誤認される恐れがあるとして兵士の行方を調査。フランスでも外国人部隊の兵士がウクライナに渡ろうとした事案があり、各国は自国兵の動向に気をもんでいる。

英BBC放送などによると、英陸軍は11日までに、複数の兵士がウクライナへ戦闘に参加する目的で渡航した可能性があると認めた。兵士は政府の命令に背き、無許可で部隊を離れ、個人としてウクライナに渡ったとみられている。

ウクライナに渡ったとされる兵士の1人は、エリザベス英女王を警護する任務を担う陸軍の歩兵連隊に所属する19歳の男性。男性は今月に入り、兵舎を離れ、両親に手紙を残して行方をくらませた。英政府は、男性がポーランド行きの片道航空券を購入した情報を把握しているという。

男性らは、ウクライナのゼレンスキー大統領がロシア軍と戦う「国際義勇軍」への参加を各国に呼び掛けたことを受け、ウクライナに向かった可能性がある。

欧州では国際義勇軍の参加を志願する人が増えており、ウクライナのクレバ外相は6日、約2万人が義勇軍に参加するために集結したと発表。英メディアによると、英国人だけでも兵士を含めた60人以上が義勇軍に入隊したと推計される。

こうした動きを受け、英政府は安全面の問題などから渡航をやめるよう国民に呼びかけている。特に、現役軍人による国際義勇軍の参加は重大な外交問題に発展する懸念があるため、英政府は神経をとがらせているようだ。

ウォレス国防相は国際義勇軍に入隊した全ての軍人は「無断で軍を離れた罪などで帰国後に起訴されるだろう」と警告した。

英紙テレグラフなどによると、英政府関係者は陸軍の一部の兵士がウクライナ側の部隊に所属すれば、ロシアが「英国は(ウクライナでの)戦争に積極的に参戦するようになった」と主張すると危惧している。

フランスでも同様の問題が起こっており、同国の外国人部隊の司令官は2日、ウクライナに向かおうとしたウクライナ出身の兵士の移動を食い止めたと発表した。英国の軍事専門家は「欧州諸国は、一部の兵士の渡航によってロシアに交戦国とみなされ、戦闘に発展するリスクを恐れている」と指摘した。

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