J1浦和のリカルド・ロドリゲス監督(47)が11日、オンラインで取材に応じ、13日のアウェー鳥栖戦に向けて意気込んだ。
「J1で優勝するためには、アウェーで勝ち点を取らないといけない。昨年はアウェーで(勝ち点を)落としていた」
チーム目標であるJ1優勝へ、敵地戦の重要性を説いた。今季もアウェーでは苦戦している。ここまで5試合で、1勝1分け3敗。アウェーは2月19日の京都戦、3月2日の川崎戦と2試合あったが2敗。もっともホームでも1勝1敗1分けなのだが…。
ただ、コロナ禍や負傷者続出のチーム状況は改善しつつある。来日が遅れていた元スウェーデン代表MFモーベルグが今月4日に来日し、9日に全体練習に合流。いきなりコンディションの良さをアピールした左利きのサイドアタッカーについて「鳥栖戦でベンチ入りする可能性もある」とニヤリ。負傷で出遅れていたJ2横浜FCから移籍のMF松尾もすでに練習に合流しており、攻撃陣は厚みを増した。
「アウェーでも多くのチャンスも作っているが、ミスはいけない。安定した強さと決定力が大事」と指揮官。16年ぶりのJ1制覇への挑戦は、まだ始まったばかりだ。