俳優で映画監督の榊英雄氏(51)が手掛け、25日に公開予定だった映画「蜜月」の上映中止が、10日までに決まった。
榊監督を巡っては今週発売の雑誌「週刊文春」が複数の女性俳優に性行為を強要した疑惑を報じる記事を掲載。榊監督は報道の一部を事実と認めるコメントを発表し「(関係者や観客に)不快な思いをさせてしまったことを心よりおわび申し上げます」と謝罪した。
「蜜月」製作委員会は映画の公式サイトで「関係各所との協議の結果、公開をいったん中止とさせていただきます。今後につきましてはすべて未定です」と発表。前売り券の払い戻しなどについては、改めてサイトで公表するとした。
「蜜月」は家庭内での性被害を一つのテーマに、家族の愛と再生を描く物語。榊監督はコメントで、雑誌記事の内容には「事実であることと、事実ではない事が含まれて書かれて」いると主張。今後の対応は「専門家と話し合いの上、進めていきたい」としている。