職務経歴書の書き方とは? 履歴書との違いや項目別の記入ポイントを徹底解説

SankeiBiz

はじめに

転職活動で企業に応募する際、ほとんどの場合が履歴書と一緒に職務経歴書の提出を求められます。そもそも、職務経歴書とはどのようなことを書けばいいのでしょうか。初めて作成する方にとってはなかなかイメージがわきにくく、作成に躊躇するかもしれません。本記事では、基本的な職務経歴書の説明から書き方まで詳しく紹介していきます。

職務経歴書とは?

※画像はイメージです(Getty Images)
※画像はイメージです(Getty Images)

そもそも職務経歴書とは「自身の今まで担当した職務を書いたもの」です。基本的には、以下のような項目を記入します。

  • 働いていた企業(企業情報・自身の雇用形態なども含む)
  • 担当していた業務
  • スキルや保有資格
  • 自己PR

一般的な職務経歴書には、これらの内容を記入します。これにより、提出された応募先企業は応募者が今までどのような仕事に携わり、どのように活躍してきたのかを把握できます。

その上で、採用したときにどのように自社で活躍できるかを考え、採用の要否の判断材料とするわけです。つまり、職務経歴書はあなたが今まで頑張ってきたことをアピールする書類といえます。しっかりと作りこみ、提出するように心がけましょう。

職務経歴書と履歴書の違い

転職活動がはじめての方からすれば「履歴書と職務経歴書、何が違うの?」と思うかもしれません。ですが、この2つは用途から内容まで明確に違いがあります。


[履歴書とは]

簡単にいえば「自分の身分を示す書類」です。氏名・生年月日や住所などのプロフィール情報をはじめ、学歴なども記入します。フォーマットも決まっておりそれに沿って自分の情報を記入していくものです。履歴書は採用時には「プロフィール確認」のようなイメージで使われ、採用された後は従業員の情報として企業に保管されることになります。

[職務経歴書とは]

こちらも簡単に言えば「自分のスキルや今までの職務の経歴を示す書類」です。そのため、履歴書と違って主に採用判断の際に使用されます。決まったフォーマットがあるわけではないため、その見やすさなども採用担当者の判断基準に入ってきます。

職務経歴書の書き方のポイント

では、職務経歴書がどのような役割を持つかが分かったところで、職務経歴書の書き方のポイントについても紹介していきます。

※画像はイメージです(Getty Images)

▼これまでのキャリアの棚卸しを行う

まず作成するにあたって、どのような内容を書くかを洗い出す必要があります。つまり、これまでのキャリアの棚卸をする必要があります。時系列順に入社した企業やその企業情報、そこで担当した業務の内容や工夫してきたことなどを洗い出しましょう。

「一般事務」などのざっくりとした内容ではなく、出来るだけ具体的に書く方がその人のスキルレベルや特異なジャンル、活躍できるジャンルが分かりやすくおすすめです。

また、チームのリーダーを任されたりプロジェクトメンバーに入っていたりした場合は、それも洗い出しましょう。小さなチームやプロジェクトであっても、責任のある仕事を任されたというアピールになるため、入社からしてきたことをしっかり思い出しましょう。h3:応募先企業と接点のあるキャリアを見つける

これまでのキャリアを紹介していくにあたって、すべての経歴を同じボリュームで書くわけではなく、応募先企業と接点のあるキャリアや応用できるキャリアがあれば、それを重点的に書くことをおすすめします。

そうすることで採用担当者に「採用したら、この部門で活躍してくれそう」などとイメージを持ってもらいやすくなります。これまでのキャリアの中で、今回の応募先企業と接点のあるものは他のキャリアよりも重きを置き、具体的に記入しましょう。より採用担当者への強いアピールとなります。

職務経歴書の書き方を項目別に解説

基本的に、先にも解説した通り職務経歴書には決まったフォーマットはありません。つまりは1から自分で作成することになります。では、どのような項目を記入するべきなのか必須の項目をまとめました。それぞれポイントも解説しますので、作成の際の参考にしてください。

▼タイトル・氏名・日付

まず、タイトルはそのまま「職務経歴書」で大丈夫です。一般的には、一番上に真ん中寄せでタイトルとして記入します。その次には、右詰めで氏名と作成した日付を記入します。ここまでは通常のビジネス文書と同じようなイメージの作成で大丈夫です。

▼職務要約

次に、職務の要約です。入社後、何という部署に配属されどのような業務を行ってきたかを要約して記入します。この時のポイントとしては、「会社全体からみた部署の役割」と「部署の中での自分の役割・職務」を分けて記入することです。こうすることで、その企業を知らない読み手にとってもイメージが沸きやすくなります。

▼勤務先概要

現在勤めている勤務先の概要も必要です。基本的には以下の項目を記入します。文章ではなく、箇条書きの方が見やすいため一般的には箇条書きで記入することが多いでしょう。

  • 企業名(正式名称を間違えないように記入)
  • 資本金
  • 従業員数
  • 売上高(直近でOK)
  • 業種、事業内容
  • 上場・非上場(非上場の場合はあえて明記しなくてもOK)
  • 自身の雇用形態
  • 在籍した期間

基本的にはその企業のHPの企業情報に登載されているものばかりなので、きちんと調べて間違いのないように記入しましょう。

▼職務経歴

職務経歴書の一番重要な部分といっても過言ではありません。これまで在籍してきた企業の情報や、携わってきた業務について詳しく記入する項目です。何という部署の中で、どのような業務に従事してきたかを詳しく記入しましょう。従事した期間の記入も忘れずに。

また、プロジェクトなどに携わった場合には、プロジェクト概要をはじめ自分自身の成果などもしっかり書き込みましょう。長々と書くのはNGですが、職務経歴が多いのであれば、この部分が長くなってしまっても問題はありません。職務経歴書には枚数の上限はないため、しっかりアピールすべきことは省略せずに記入しましょう。h3:資格・免許

保有している資格や免許について、箇条書きで記入します。これにより、どんな専門知識を持っているか・どれだけ業務に対して自己研鑽してきたかなどをアピールできます。資格や免許は、必ず正式名称があります。通称で記入するのではなく、協会HPなどできちんと調べ、正式名称で記入しましょう。

▼自己PR

自己PRも職務経歴書の中で非常に重要な項目です。職務内容だけでは語り切れない自分の強みや、応募先企業への熱意をしっかり伝えましょう。一般的には、自分自身の強みを記入しそれをどのように応募先企業の業務に活かしていくかを記入します。具体的なエピソードを載せれば、さらに説得力が増し採用担当者の目に留まる自己PRになります。

また、応募先企業を志望した動機もあわせて語りましょう。この時、履歴書に書いた志望動機と矛盾が発生しないように注意しましょう。履歴書の志望動機の項目は小さいため、それをより深く掘り下げて記入するイメージです。

まとめ

職務経歴書は、企業にエントリーする場合ほぼ確実に提出を求められます。最初は記入するものが多く、難しいと感じるかもしれませんが、コツを掴めばしっかり自分をアピールする職務経歴書を作れるでしょう。書類選考時に自分をアピールするための一番重要な書類ですので、時間をかけてでもしっかり作りこんでいきましょう。

今、あなたにオススメ

izaスペシャル

  1. 「SMAP再結成」を阻む、中居と木村深い溝 「木村だけは許さない」と漏らし…

  2. 長谷川京子が安藤政信と6時間ほぼ裸でシャワー室に… 「反響が楽しみ」

  3. 中露〝蜜月崩壊〟習主席がプーチン氏見捨てた!? 「ロシアの敗北は時間の問題」中国元大使が発言 インドの浮上で変わる世界の勢力図

  4. とにかく明るい安村「はいてました」に妻激怒「誰が信じるかよ」

  5. 「殺害」も示唆 プーチン大統領の盟友が公然批判 要衝ヘルソン撤退でタブーだった批判が噴出 国内の権力闘争が激化する可能性も

今、あなたにオススメ